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巷に溢れる軽貨物運送の良くない噂話は本当なのか?を検証いたします。 軽運送は稼げるのか?軽運送で独立はどうなのか?脱サラして軽配送をやってみたいという人の情報になれば幸いです。
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Posted by - 2025.05.14,Wed
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Posted by たくみん - 2013.08.27,Tue
みなさま、おはようございます。

今朝5時の横浜は気温18度とかなり涼しく秋を感じました。
逆に半袖では寒いくらいです。
病み上がりの私には本当に待っていた秋という季節です。

さて、このところ、求人誌にも軽配送ドライバー募集が非常に
目につく事が多く、仕事量が増えたのか?と勘違いしてしまいそうな
様子で、ブログ経由でもご相談が非常に増えている状況です。

私は初めてご一緒するドライバーには業界歴をお聞きしているのですが
10年程度やっている方でも収入にさほどの差がない事に驚きます。

正直にお伝えしますと、「10年もやっているのにこれだけ?」と
思う事もあるという事です。

つまり、軽配送オンリーでここまで来ていて単価ダウンなどにより
新人とさほど実入りが変わらない状況となっていると思われます。

私は10年選手なら10年選手なりの考えを持ちたいと思っておりますし
仮に軽配送でそれだけの収入であれば他の手立ても考えると思います。

また、サラリーマンではないので1つの仕事を何十年もやる必要は
ありませんし、良い条件に変える権利も持っていると考えるのです。
所属する会社に仕事が無ければ他の所属会社を当たり仕事を獲得する
という意気込みがやはり必要なのではないでしょうか。

前置きが少し長くなってしまいましたが、ある方から手数料、ロイヤリティ
についてのご質問をいただきましたので、読者の方にも今一度お伝えして
おきたいと思います。

軽配送の業務は自分で営業し獲得した仕事以外はどこかの企業より下請け、
業務委託という形で回ってきます。
恐らく90%以上の方はそういった形態でお仕事されていると思います。

その下請け、業務委託業務を請ける事で元請から報酬をいただくのですが、
元請も事務処理や営業経費など会社の収益上どうしても手数料が必要ですから
下に回すその仕事からある一定の割合で手数料、ロイヤリティを取り存続
しているというのが一般的です。

この手数料で多くの方が悩むと思われます、当然です、手数料の割合で収入が
変わるのですから。割合が低く、手取りを多くするのが当たり前の考えです。

しかし、ここで考えていただきたい注意点ですが、その仕事はあなたにとって
何次請けの仕事かという事です。
1次請け、2次請け、3次請け、下に行けば行くほど手数料が引かれています。
当然ですが下に回す時に手数料を抜いて回しています、意味ないですからね。

実際に私がJ社に所属していた時の収入例です。私はJ社、パートナーはJ社の下請け
某ネットスーパーの1日チャーター報酬です。
売上げは16000円の仕事、手数料20%で手取り12800円、パートナーは
同じ業務で売上げ12000円で手数料10%、手取り10800円でした。
2000円も同じ業務で開きがあるのです、J社からは内緒にしておいてと念を押され
ましたが、パートナーは知っておりましたw

こういったことが起こる事を想定していなければなりません。
逆に注意しないとモチベーションを下げることにもつながります。

仕事と報酬には相場というものがあります、ドライバーが満足出来る仕事は
当然ですが少ないと思います。

距離とガソリン、経費の問題、拘束時間の問題、体力的な問題、道路混雑、
駐車場の問題などあげればきりがありませんが、「この収入だから我慢するか」
といった事が往々にしてあります。

報酬をもらうという事はお客さんがその仕事に支払いをして初めて成り立つことです、
お客さんも支払いは相場もしくは相場以下が理想です。
ですから元請に来た時点で相場価格の筈なのです、それより多いとは考えられません。
そして元請が下請け会社に手数料20%程度抜いて渡します、そしてさらに下と。

想像しますと3次請けでドライバーが受けたとしたら相場からかなり離れた報酬と
なっている可能性が高く、報酬と条件でかなりの満足度の開きが出ているという事
になるのです。

ですから、請ける仕事が何次請けなのかが非常に重要で、所属会社の自家請けが
どの程度なのか面接の時に何気なく聞いておくことが必要なのです。

小さい会社ほど自家受け出来ていない可能性がありますので注意してください。

私が感じる軽配送業界はこの下請け時の手数料抜きが問題だと常日頃感じています、
ドライバーの確保はせずに下請けに回し、下請けドライバーに安い賃金で走らせる、
こういった構造はある種当たり前に行われています。

ですから早々に稼げないと辞めてしまわれる方も多いですし、車を売りつけて仕事を
振らない会社もいまだに存在するのです。

日本全国の物量は年々減り続けているのです、仕事が豊富になるというのはまやかしで
ただし、ネット通販、アマゾン、など小さな宅配が増えているに過ぎません。

その点も頭にぜひ入れておいていただければと思います。

今日も長々とお付き合いいただきありがとうございました。

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プロフィール
HN:
たくみん
性別:
男性
職業:
軽貨物運送事業者
趣味:
渓流釣り、映画鑑賞、サイト運営
自己紹介:
37歳まで食品スーパーチェーン企業に勤務していました、大量店舗偏差に伴い早期退職の憂き目にあいました。その後就活しましたが、良い仕事に恵まれず自営業でやってみる事にいたしました。これからこの仕事に参入してみようと考えている人に参考となればと思っています。
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