曰くつきの場所

みなさま、こんにちは。

今日は早々に業務を終了し帰宅いたしました。
８：００～１５：００の遊びのような一日です。（こんな日もなきゃ・・）

さて、配達をしていると「曰くつきの場所に行く事もあります」
なんだか少し早い怪談話となりますが・・・・。

あるんですよ、そういう場所に配達って・・・。
決して作り話ではなく。

配達先でインターホンを鳴らしてもいっこうにお客さんは返事がない、
「ピンポーン」と数回ならしたらようやく
「はいっ？」ってな感じで返事がありました。

「配達で～す」と言うと
「はい、開けますね」と心もとない返事が返ってきました・

「どうしました？お身体悪いのですか？」と私が問うと
「いやね、今日は何回もインターホンが鳴ってね、出ると返事がないのよ」
との事
「誰か配達の人なんかではないですか？」と聞くと
「いいえ、すぐに出るんだけれども、誰もいないのよ・・・」
「それも数分おきになるので、今回もすぐに返事しなかったのよ」
という会話になりました。

どうせ、漏電かなんかだろうと心の中で思いましたが、あまりに深刻そうな顔なので
言えませんでした・・・。

荷受け場所に戻り、その話をすると、他のメンバーが何やら変な顔をするではないですか
「やっぱり？」と
「え？　何ですか？」
「知らないの？」
「え？何をですか？」
「あそこさ～、出るってよ！」
「何がですか？」
「・・・・」
「ええええっ？」
「だから幽霊が出るって噂なんだよ」
「うそでしょ？、何で？」
「あそこさ、軍事裁判で裁かれた人がいた家でさ」
「え？」
「地元でも有名らしいぜ！」
「今の時代に？」
「時代なんて関係ないさ、出るものは出るのさ！」

「うそ？、脅かさないでくださいよ～」
「あそこさ、1ヶ月たつと別の人になるから見てみなよ」
「え？引越ししちゃうって事？」
「今まで何回も変わっているんだぜ！」
「まじで・・・・・？」
との会話になりました、確かに半年前に行った時とお客さんは変わっていた気がします。
確かではないし覚えていないのですが、カルテを見ると変わっています・・・。

あまり信じられませんがあるようですね、そういった話は・・・。
いや～、嫌ですね（泣）

何も知らずに行ってしまった・・・。

大丈夫、大丈夫と自分に言い聞かせております。

そんな貴重な経験が出来るのも軽配送の仕事です。
楽しくなってきたでしょ？　なんせリアルな体験ですからね！